起業して事業を始めるにあたり、どこかにオフィスを構える必要があります。大抵は事業用の物件を借りたり購入したりするものですが、思い立ってからすぐに事業を始めたい場合や、また初期費用をなるべく安く抑えたい場合にはバーチャルオフィスやレンタルオフィスを活用するという選択肢があります。
まずバーチャルオフィスですが、事業を始める際に最低限必要な住所や電話番号、またFAX番号などをレンタルすることができるサービスになります。一般的なオフィスと違い業務を行うスペースはなく、また郵便物や電話はバーチャルオフィス側に届くと設定した住所や電話番号に転送される仕組みになっています。オフィスによっては、受付として電話代行のサービスを行っているところや、また事前に予約をしたり別途料金を払えば、会議室を使用できるところもあります。
次にレンタルオフィスですが、貸事務所と比べると遥かに低予算で借りることが出来るオフィスとなります。バーチャルオフィスと違い、毎日仕事ができる環境があります。レンタルとはいえ完全なる専用スペースであり、広さも様々なので用途や企業の大きさによって選ぶことが可能です。一般的にデスクやオフィスチェアーなどの備品は揃っていますし、また法人口座の開設が比較的容易であったり、法人登記が可能な場合が多いなどの利点があります。
