テレワークにおける大きな懸念事項の一つがデータの流出や紛失です。テレワークの環境下で発生する可能性のあるデータの流出や紛失の一般的な原因を探ってみましょう。
個人のデバイスからのセキュリティ侵害
テレワークでは、従業員が自身のパソコンやスマートフォンを業務で使用することがありますが、これら私物端末は企業が提供するデバイスほど厳重に管理されていないことが多いです。個々のセキュリティ対策が不十分な場合、ウイルスに感染するリスクがあり、それが企業ネットワークへと広がる可能性があります。ウイルス感染は、重要なデータの盗難や破壊につながる恐れがあり、場合によっては不正アクセスの原因となることもあります。
これらのリスクは、テレワークだけでなく、従業員が個人的に利用する非公式のクラウドサービスやアプリケーション—いわゆる「シャドーIT」—にも存在します。シャドーITは、企業の公式なIT政策に含まれない技術利用を指し、これによりセキュリティの穴が生じることがあります。シャドーITの詳細については、関連記事を参照してください。
