バーチャルオフィスとは、実際にオフィスを構えることなく仕事を行える場所の事です。オフィスを構えるとなると、賃料を払うなど様々なコストがかかってしまいます。しかし、バーチャルオフィスであれば、実際のコストを低減させることができ、電話や郵便などもしっかりと行うことが可能です。電話がかかってきた場合は、転送してもらえるサービスを利用できますし、郵便も届いたら転送してもらえますので、その住所にオフィスが無くても問題ありません。あたかも入居しているように見せかけることができれば、それはバーチャルオフィスとして完成していますので、そのまま事業を展開することができます。しかしながら、いくつかのデメリットがあります。まず1つ目ですが、「銀行口座が開設できない」という点です。近年、法律により銀行口座の開設が困難になり、バーチャルオフィスでは開設が難しいと言われています。2つ目は、「認可を得られない」という点です。派遣業など認可が必要な事業を展開する場合、きちんとした住所ではないため、認可が下りない場合があります。3つ目は、「融資が受けられない」という点です。所在地が明らかになっていない以上、銀行からの融資も受けられないため、創業時から資金繰りに困ってしまう恐れがあります。このように、バーチャルオフィスは新しい形態ではありますが、何かとデメリットが多いものなのです。
