バーチャルオフィスとは、実際にオフィスを借りるのではなく、住所を借りて法人登記や郵便物の受け取り等を利用できるサービスです。
オフィスを借りるのに比べてずっと安い料金で利用することができるため、新規で起業する場合も、コストを抑えてリスクを低減できるとともに、資金を他の必要なところに回すことができます。また、実際の業務を自宅で行う場合でも、自宅の住所を公開する必要がないため、プライバシーを守ることができるというメリットがあります。
具体的なサービスの内容は業者により異なりますが、郵便物の受け取りや転送、電話やFAXの転送といったサービスが一般に行われています。業者によっては、会議室や商談スペースの提供などを行っている場合もあります。
また、付随するサービスとして、秘書代行サービスや記帳代行サービス、そしてプランニングやデザインも含めたホームページ制作等をオプションで提供している業者もあります。このように「住所の提供」にとどまらず、「サービス面での付加価値」を提供するということも行われています。利用者にとっても、オフィスの賃貸料よりもウェブサイトの運営等に力を注ぎたいというニーズは今後も広がっていくのではないでしょうか。
