いざ、レンタルオフィスを借りる、という段になって、一番こだわったことがあります。それは、住所です。
どうしても都市部の住所を会社の住所にしたかったのです。私がひかれていたのは青山や表参道、六本木や銀座の住所でした。インターネットで調べてみると、青山のレンタルオフィスがいくつも見つかりました。どこのオフィスも内装がとてもおしゃれですごく素敵でした。でも、問題があって費用がとても高かったのです。
それでもあきらめきれなかったので、費用の安いところをしつこく探していくと、一か所、青山でリーズナブルなレンタルオフィスを見つけました。そしてすぐに電話をかけて予約をとり、内見に行ってみたのです。
実際にその場所へ行ってみると、古い雑居ビルの一角をレンタルオフィスとして貸し出しているものでした。応接エリアも、昔の喫茶店のようで、古ぼけていて、私の思い描いていたようなオフィスではまったくありませんでした。非常にがっかりして、青山でレンタルオフィスを借りることはあきらめました。
なぜ私が住所にこだわったかというと、レンタルオフィスは複数の人が同じ住所を会社の住所として使います。あるレンタルオフィスの住所をインターネットで検索すると、怪しげな会社が沢山出てくるのです。そしてその会社名と一緒に詐欺という言葉が検索結果に出て来たりするのです。
そこのレンタルオフィスは江東区にあって、すごく安いところでした。最初、レンタルオフィスを借りようと思って知人に相談した時に、教えてもらったのがそのレンタルオフィスだったのですが、私は絶対にここを借りるのはよそうと思ったのです。
とにかく、信頼性を第一にしなければならない、と考えた私は、住所は都市部のそれなりのところでなければダメだと思ったのです。最終的に、神田のレンタルオフィスを借りました。
ですが最近はレンタルオフィスがずいぶんと増えて、青山界隈にもリーズナブルなオフィスが新しくできているようです。以前と比べて、低価格でサービス内容が充実しているようなので、もう一度青山で探してみようかと思っています。
